confusion

あの日

母が父に相談せず 私たちに資金援助を要求する
その理由を探るため
KにLINEを送ったときのこと。

私は母から
「『固定資産税が払えないから』お金を貸して」と
電話があったことを Kに伝えた。

本当に固定資産税に使うのか。
本当に払えないのか。
どこまで本当で どこまで誤魔化しなのか。

あの後も 母と何度かメールのやりとりした。
父の近況とか、母の日に贈った花のこととか
その 平穏な内容から
お金に困窮している様子が 微塵も読み取れない。

そんなこんなで 一ヶ月がたった頃
Kから「今電話していい?」
LINEが来た。
ふたつ返事で承諾した。

ああ、やっぱり。

Kにも 母から
「『固定資産税が払えないから』お金を貸して」と
電話があったらしい。

私から借りるとき
「分割にしてもいいけど、後々払えるかわからないから…」
という話だった。

一括で払うために
お金を要求したんじゃなかったっけ?

固定資産税は 年一回支払えばいい。
Kはさぞや驚いたことだろう。

しかも 私が要求されたのと同じ金額を
要求してきたって…
私が貸した分はどこやったんだ!?

再び たかりに来るだろうなとは思ったけど
・・・なぜ同じ手を二度使う?

つづく。