confusion_3

つづき。

新興宗教…とくに
一時期 マインドコントロールとか
そういった言葉が流行ってたけど、

認識が 外的現実から逸脱するほど
さらに宗教のために行動するほど
やめてもらうのは困難になる。

宗教のために借金することは
母の中では 素晴らしい行動なんだろう。
それで 先祖の因縁が浄化されるとか
たぶん、そういった類のこと。

因縁をお金で解決するとか
しかも 第三者に支払うとか
意味不明だと思うのは私だけかな。

・・・こんな感じで
信者の認識は
現実の認識と乖離していく。

きっと 母がいるのは
シミュレーションゲームの世界だ。

敵を銃で撃ちまくっても
ゲームの世界では 悪いことではなくて、
むしろポイントが可算されて
操作してるキャラが強くなったりする。

でも現実世界で 撃ちまくったら
手錠かけられて刑務所行き。

同じ現象だ。

新興宗教をやめてしまうと
撃ちまくった「名誉」が
「罪」に変わり、それを負って
現実世界で生きなければならない。

宗教に献金するほど
嘘をついて 宗教に貢献するほど
「名誉」と「罪」は大きくなる。

ちなみに 宗教を辞めて
現実世界に生きるようになることは
母の宗教では「堕落」と言い、
先祖末代全員が地獄に落ちる的なことを
延々と説かれる。

つまり いちど宗教を信じてしまうと
辞めるとき、現実・宗教 双方において
罪だらけになってしまうんだ。

・・・文字で書くと
簡単に見えるんだけどね。

すくなくとも宗教を信じている限り
現実世界のすべて失っても、
自分は“正しい”ことをしてる。
正しい自分を愛していられる。

マインドコントロールを解いて
宗教の過ちに気づいてしまうと、

現実世界のお金も信頼も
ぜんぶ闇に消えたことを知り、
過去につぎ込んできたすべてと
自分自身を失う。

場合によっては
精神構造の崩壊すら引き起こす。

たぶん本人は自分を責め続けるから
せめて周り…家族は
寛容に受け入れられたらいいんだけど。

それができないのが目に見えてるから
宗教を黙認してたんだけど。