ハヤトウリ
“隼人瓜(はやとうり)”とも表記される。
沖縄や鹿児島で採れる 瓜の仲間。
10月～11月が旬。
外側は固くてゴツゴツしてる。
中身はきゅうりなどと同じように
包丁がサクッと入る。
瓜の仲間は 実の中に並んだ
小さい種がたくさんあるのが定番。
ところが隼人瓜は
白くて薄くて 柔らかい種が
真ん中にひとつ入っているだけ。
包丁を入れると 独特な手触りで
柿の渋ではないけど
ちょっとそれに似た感じがする。
この手触りだから
アク強そうだと思ったけど
意外とあっさりしている。
ほんのりとした苦味と甘味がある。
気になるのはそれ以上に
草刈りをしたあとの 草と土のような
野性味あふれる香り。
好き嫌い分かれそうだけど
私は 田舎の懐かしい香りで
いいなぁと思う。
酢のものにすると
まるでローズマリーのような
とてもハーバルな香りに変化する。
市販の浅漬けのもとを使うと
土っぽい癖は抑えられて
きゅうりに似た風味が感じられる。
糠床に一日漬けると
…これはいちばんオススメかもしれない。
塩もみしなかったけど
ほどよく味がしみて 風味もよくて
サクサクと軽い歯触りが心地よく
何とも美味だった。
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【ハヤトウリ tips】
○白と緑がある
○アメリカやヨーロッパではメジャー
○別名 千成瓜(せんなりうり)
○一ヶ月ほど冷蔵保存が可能