Yellow Moon

2006年の4月、その人に出会った。
その人は、私の指導教官に偶然選ばれた。

私は、その人を拒絶し続けた。

「君のことを、心配しているんだよ」
2006年11月の終わり、ベクトルの方向が180°変わった。

そう言われた瞬間から、私はその人を慕った。
半分は親のように、半分は恋人のように。

恋人のように…
指導教官と学生という枠を考えると
それは認められない感情だった。

だけど自分で認めなれば認めないほど
その人に触れてみたくて、どうしようもなかった。

実際はいっさい…指先ひとつでさえ
接触したことはないのだけど。

『Yellow Moon』の重苦しい曲調が
ちょうど、そのときの感じにピッタリあてはまって
当時、何度もくり返して聞いた。

2007年夏…大学院修了直前の話。

当時、歌詞はよく知らなかったけど
2年後の今、改めて読んでみると
それこそピッタリで、驚いた。

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『Yellow Moon』
by.GARNET CROW(2006)

「ねぇ ぎゅっと抱きしめていて
なぜか不安で仕方ないの
夜の海 波音が静かすぎて怖いよ

最初から 独りきり」

「誰かを愛してしまったなら
いつか失う痛みに耐える
その日は必ずやってくるものなのでしょう…

寄り添う君の手が冷たく」

…GARNET CROW (AZUKI 七) は、詞が良いです。
音を充てる (中村由利) のも、巧いです。