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斜陽の続編。

母から「固定資産税が払えない」「貸して」
と連絡が来た。

お金を借りるより先に
無職の家族(T)を働かせるべき と言ったが
なんだかんだ言って 向き合う様子はない。

祖母の卒寿のお祝いは お金がないのに
弟(K)に借金して用意した。

それで私は怒ってるわけだけど
今回限りのつもりで 結局お金を貸した。

というところまでが
前回のお話。

そして今日、お礼のメールが来て
・・・読んでふたたび青筋立てた。

結局、私の貸した分と企業年金で
固定資産税は まかなえたらしい。

だけど、Tの自立に向けて
何か取り組んだ とか、そういう話はなくて、
税金の不足分は
自分たちの年金で補ってる。

先日の電話の中で母は
「私も働きに出とるが」と言ってた。

…自分が稼ぐんじゃなくて
Tが稼げるようになる方策を考えなきゃ…

稼ぐとしたら、稼いだ分は
自分たちの老後資金に
とっておくべきなんだよ。

Tはまだ30代だから
母よりもずっと長くお金を作っていける。
むしろ 作っていかなければならない。

Tにはその力があるのに
なぜ そうさせないんだ?
なんで 先のことを考えないんだ?

メールの後半は
こどもにお金を借りる日が来るなんて
うれしいわぁ、と なんか感慨にふけってた。

べつに いいんだけど…
もう少し現実的なこと考えてな。

同じようなことを繰り返さないために
どのような方策をとる、とか
そういう話で締めてから
「情」の世界に行ってもらいたい。

そうでなければ
またこの人は泣き落としで
お金借りてくるんだろうな、と思ってしまう。

相談してくれるのはかまわないし
必要なら アドバイスだってする。
だけど 何言っても実行しないじゃないか。
こちらの「情」にも応えてほしいね。

父が動かないから
アドバイスを何も実行できないのか?

たぶん母は それを否定するけど
そしたら「じゃあ Tの自立のために
自分が何か行動しなよ」と言いたい。

もし仮に肯定したら…
…父が「やって良い」と言わないから
自分は何も実行できないんだ、と言ったら
それは詭弁だ。

話しぶりから絶対、父に内緒で
私たちから借金をしてる。

現に 母は祖母宅から電話してきた。
実家から車で5時間、バスで半日かかる
就労中の父が絶対に行けない場所。

用意周到に そんな場所から電話かけて
お金を工面する行動力があるのに。

ところで…
なぜ父に内緒にする必要がある?

卒寿のお祝いや固定資産税の支払いに
必要なお金が足りないから
子どもに借りようと思うがどうか、と
なぜ父に相談しない?

今まで両親は 自分たちのお金で
好きなようにやってたから
勝手にすればいいと思っていた。

そう、勝手にしてもらえばいいのに
何かあるような気がして
切るに切れない。
それは何?思い出せない。

だけど
もう、かかわりたくない。