ないようであるようなもののようなもの

すべての憂鬱と
逆の方向にまわる。

それが何か知らない。

その場所か
そのひとか
その色か
その音か
その風か。

水色と黒と、黄色と黒との
あげは蝶の 羽音と羽風
そんなような
淡い淡い
そこにあるもののようだよ。

私自身も
ただ
そこにあっていいもののようだよ。


銀杏のこどもは
そこにいました。

異次元

Posted by 禅寺丸