内から見る世界、外から見える世界_2
いつもの場所に
いつもの物がある。
決まった時間に
決まったことをする。
それはいいんだけど
ひとの動きが同じように
何度も繰り返されるのは
大嫌いだった。
今も嫌いだ。
貧乏ゆすりとか
咀嚼するときの顎関節の動きとか
ゲームやってる子の指の動き。
動くものは
いつも変わるのが好き。
振り子時計の振り子は
いつも同じように動くけど 嫌いじゃない。
そういうモノだとわかってるから。
機械は いいんだ。
川面の様子とか たくさんの蛍の光とか
風に揺れる花だって いつも違うように動く。
ハエが おててキレイキレイするのも
いろんな方向から前足を擦り合わせてて
おもしろいなぁと思う。