プレモニション

あの日…
チーフが異動した日
プレモニションは始まっていた。

新しいチーフのもと
殺伐とした空気が ゆっくりと広がって

すべての関係性は決裂して
7ヶ月後
私は バイトを辞めた。

思い通りにすべてを動かす
動かない人を追い込む…
本当にヤバいひとを知った。

意思のない傀儡
日和見のリーダー…
本当に 頼りにならないひとも知った。

バイトを辞めて
私は ビジネスを始めた。

半年で 向いてないことがわかった。

これまでの貯金をすべて使って
発注ミスで借金背負って…

でも

ただの勤め人だったら
決して知り得ない
社会の裏側を知った。

プレモニションは「悪い予感」
それは変化の兆し。
チャンスの到来。

新しいバイトはじめて1年半。
再びプレモニションは始まった。

なんか、海に顔を浸けたまま
頭を押さえつけられてるような
真綿で首を絞められるような

どうしようもない閉塞感。

そうそう
朝の職場と 夕方のバイト

両方にプレモニションを感じるから
余計に重苦しいんだよ。

だからさ、しかたないね。
あははって笑ってみる。

あぁ この色、なんとも言えないね。

第六感もうフルに回転して
始まった投げ合い
粉々に乱反射してる心
感じすぎて 身動きとれない♪

…って 思い出した。
『only stay』

心を粉々に感じるほど
病んじゃいないけどね

身動きとれない…

いや、ちがう

身動きとれないと
感じてるだけ、だよ。

#おわりとはじまり