能
能では
同じ動きを ゆっくりゆっくり
練習するらしい。
ひとつひとつの動きを
有意識で繰り返したら
やがて無意識にできるようになる。
無意識の領域で演じられるようになったら
再び有意識で繰り返す。
するとついには 有意識と無意識が
自在にスイッチングできるようになるという。
演じているとき
頭は100%使って
体は80%を使う。
これから演じる “未来” を予測する自分
“現在” 演じている自分
そのふたつを遠くから見ている自分を以て。
練習を繰り返し
体には20%の余地を作る。
それが お客さんに伝わる部分となる。
…って、世阿弥の「風姿花伝」に
書いてあるらしい。
なんか…感覚的にわかるようで
簡単にわかったと言えない
そんな奥行きのある言葉だね。