おわりのはじまり
2012年11月21日
鳥取から着の身着のまま東京に来た。
保証人もいない
突然現れたエイリアンを受け入れてくれたのが
最初の大家さんだった。
アパートの人が
家具や布団、衣類などをくださった。
知り合いも増えた。
隣のアパートのおじちゃんや
犬の散歩のお兄さんとも知り合いになった。
一方で最初の大家さんがご高齢で亡くなった。
別の大家さんが引き継いだ。
そして今年…2025年の春
引き継いだの大家さんが売って
某企業が管理人になった。
2012年11月のおわり頃、東京に移住した。
今年の11月、契約更新の予定だった。
更新はされなかった。
管理会社から届いた
宛名の間違った契約終了通知。
名前が違いますね。
引き伸ばしたかったのに
すぐに修正された通知が送られてきた。
契約更新はするか、しないか
散々待たせたわりに
こういうときは対応が早い。
とりあえず今年は3回も転職して
お金が足りない。
たぶん半年では引越費用を貯められない。
延長交渉するかな。
鉢植えを置いていたら誰かが
…たぶんいろんな人が
一緒にお世話をしてくれた。
倒れた鉢が起こされていたり
植物が倒れないように支柱に括られていたり。
いつのまにか植えられて
植物が増えていたこともあった。
布団干したまま出かけたら雨が降って
近所の人が取り込んでくれていたり、
風で飛ばされないように留めてあったこともあった。
大家さんの家があった頃は
草刈りにご家族がいらしていた。
私が燃えるごみの日に出す係をしていたら、
COCO’Sのハンバーグやぶどうを
お礼に持ってきてくださることもあった。
近所のおじちゃんは
何かにつけて食べ物をくださった。
ご兄弟がとうもろこしくれたとか
お祭りで焼きそば買ってきたとか。
近所のスーパーで一緒になったときも
ジュースや焼き芋を買ってくださった。
ぜんぶのおわりがはじまった。




