シュルレアリスム

最初はキリコの「不穏なミューズ」だった。
まだ 5歳くらいで “不穏”の意味も
「不」の字すら知らなかった頃。

図鑑のようなもので みつけた瞬間
なんかイメージに貼りついてしまい、
ひとりでいるときに思い出しては
良くない予感のように感じていた。

そして薬用石鹸ミューズに
何か関係があると思っていた。

うちは牛乳石鹸派だったので
安心だったけど、
祖母宅のミューズは触れなかったし
おばあちゃん使ってて大丈夫かな、と
遊びに行くたび 心配になっていた。

タイトルの意味を知らない頃から
タイトルどおり
ミューズたちに 不安を与えられていたんだ。

次がダリの「燃える麒麟」で
これは はっきり覚えてて
中学の美術の教科書に載ってた。

他のダリ作品もいくつか載ってて
それぞれ好きだったけど
麒麟は別格だった。

なんか 真ん中の
女性のような 支えられてる引き出しとか
それかよ!ってくらい小さいキリンとか…

好きなのだけど
理由を説明するのが難しい。

すべてが読み取られそうで
なんか怖いということもあるし、
言葉にすると
それは全部 思うのと違うものになって
いつも難しいなと思う。

https://www.musey.net/5327
https://www.musey.net/1486

旅行, 趣味

Posted by 禅寺丸