2013年 長い夏。(4)
2001年~2011年の10年間
広島に住んでいた。
生まれてから2001年の途中まで
鳥取にいたはず。
今また鳥取にいるけど、記憶もたいして残っておらず
イントネーションも違うし
「鳥取の人?」と地元の方々にしばしば確認される。
青果で発注をしていた。
先週からEOBに “おがら” とか “はすの葉” が
表示されるようになった。
際物売場に並んでるから、知ってる。
おがらは ワラを太くしたようなモノで
はすの葉は 乾燥した直径30cmくらいの丸い葉っぱ。
青果で発注…見た感じ食べるわけではなさそうだけど。
「おがらって、何に使うんですか」
主任にたずねた。
「お盆のときに 燃やすだが」
燃やすのか。
だから、あんなワラみたいなんだ。
「はすの葉も燃やすんですか」
わざわざ乾燥させてあるし。
「はすの葉は燃やさんで。上にお供え物置くだが」
主任は丁寧に教えてくれた。
あとで考えると
われながらマヌケな質問。
でもしかたないじゃん。
私の中では 背が高い盆灯篭が標準だから。
初盆は白なんだ。
県外の人から見ると
広島の盆灯篭のほうが独特みたいだけどね。