無限の中の一度

“情熱に届かない~Don’t Let Me Go” を探していた。
1991年のCMだったから
1992年リリースのCDに入っていると思っていた。

7年後、時は1999年。
インターネットもさほど普及していない時代。
私は携帯電話すら所有していなかった。

今なら、歌詞を検索エンジンに入力すれば
簡単に手に入る情報なのに。

探している曲のタイトルを知らなかったから
CDのお店で 買うなり借りるなりして
聴いてみなけりゃわからない。

今回は、あたりをつけて 即購入。

…こはいかに。
探している曲が入ってない。

で、かわりに見つけたのがこの曲。

なんか、憶えているけど憶えてない。
すごく、すごく懐かしい。

私のすべてが
この曲と一体となっていた
あの頃…思い出せないけど、憶えてる。

ええと…ああ。

これまた、キリン・ラガービールのCMだ。

・*・・・・・☆・・・・・*・・・・・☆・・・・・*・・・・☆・・・・

『無限の中の一度』
by.松任谷由実(1992)

12月の寒い日のような、夏の波止場のような…

微かな、しかし消え去ることのない哀愁が
最初から最後までずっと、一本通っている印象の曲だよ。