ネオンサイン ― psychic reality ―

暗い闇が広がっている。

ネオンサインが所々に
それが、この世界の光のすべて。

そして“私”が立っている。
失うたび、ネオンサインが切れていく。

世界がさらに見えなくなって
謎の刃が、ここそこから襲ってくる。
“私”は刃を払おうと、闇雲に暴れまわる。

暴れるほどに、ネオンサインが見えなくなる。
立ってるのか、浮いてるのかすら、わからなくなる。

もがけばもがくほど、あたりは暗く、刃は鋭く
ときに、見えない地面にたたきつけられ
でも、平衡感覚すら狂っていて立ち上がれない。

闇は深くなるばかり。

最後のネオン
切れたとき
“私”は…

☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆

…なんの話かといえば
『凶悪犯罪を犯すとき』
『治療的退行中に、治療を放棄されたとき』
『自我不在時の、超自我とエスの抗争』
『偽りの自己(Winnicotto,D.W.)の生成過程』
『基底欠損(Balint,M)』

つまり“自分”不在の“私”の危うさ。

2019.1.23
…って書いてるけど 難しくてわけわかんね。
そもそも ネオンサインが切れるきっかけの
「失う」って 何を…?

今思うに
たぶん失うのは ボールなんだな。

他者とキャッチボールしようとして
投げたボールがスルーされて
草むらに消えてしまうんだ。

ボールは自分が他者に向けた心。

ボールを投げる相手はおよそ
幼少期の母親としての存在が想定されてるのかな。
Bion.W 的にいうとコンテイナー みたいな。

で、心が草むらに消えてしまうから
心的エネルギーが枯渇して
自我が栄養失調になって働かない?
育たない?死ぬ?…そんなことだろうね。

治療的退行中とか偽りの自己とか
相当幼く、無防備な状態を想定してるみたい。

異次元

Posted by 禅寺丸